(ブルームバーグ): 億万長者たちは大喜びだ。市場には高級不動産物件が多数出回っているのに買い手は慎重、仲介業者は売買を成立させようと躍起になっている。これは値引きにつながる環境だ。大金持ちでも安い買い物は大歓迎だ。

  ロサンゼルスの豪邸のデベロッパー、ナイル・ニアミ氏の外部スポークスマン、アレクサンダー・アリ氏は、「ちょっと高かったので値下げをした」と述べた。価格を下げた結果、「多くの物件の売買が今後1カ月中にまとまるだろう」と予測している。

  海外からの買い手に大きく依存してきたロサンゼルス市場でのこの例を見てみよう。

  アリ氏はサンセット・ストリップから丘を登ったロンドンデリーにニアミ氏が建設した6ベッドルームの邸宅で、招待客限定のオープンハウスを開催した。エキゾチックなダンサーとラクダが登場したこのイベントには10万ドル(約1100万円)がかかったが、価格は36%引きの3495万ドルだった。「2年前には外国からの投資が多くあったが、国際法が変更され、ロサンゼルスの住宅市場に影響を与えた」とアリ氏は説明。かつては1億ドルで売れる家もあったと付け加えた。

  しかし最近は、贅沢な支出をする外国人が少ないせいもあり、1億ドルの取引はなかなかないようだ。値引きされたり売れ残っている高額物件は以下の通り。

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