(ブルームバーグ): 東京海上ホールディングスがマレーシアRHB銀行の損害保険事業を約15億リンギット(約385億円)で買収することを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。マレーシア市場でのプレゼンス拡大を図る。

  部外秘の協議だとして匿名を条件に話した関係者によると、15億リンギットでの買収となればRHBインシュアランス資産の簿価である5億リンギットの3倍に相当する。

  東京海上HはRHB保険事業の取得に向けて持ち株会社を設立し、そこに同社のマレーシア部門を入れる可能性があると関係者は話した。その後、外資出資を巡る現地の規制に合わせてトレードセール、あるいは新規株式公開(IPO)を通じて持ち株会社の保有比率を70%に減らす公算があると語った。

  関係者によれば、買収協議は初期段階にあり、必ずしも合意に至るわけではない。東京海上Hの広報担当者は同社が将来的にRHB資産の取得の詳細を検討するとした以外にコメントを控えた。RHBの担当者にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

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