(ブルームバーグ): トランプ米大統領は21日、米国のユダヤ人が民主党に投票するなら、他のユダヤ人やイスラエルへの背信行為だと主張した。大統領の前日の同じようなコメントがユダヤ人コミュニティーの反発を招いていた。

  トランプ大統領は、イベント出席のためケンタッキー州ルイビルに出発する際にホワイトハウスで、「民主党に投票すればユダヤ人への背信であり、イスラエルに対するひどい背信行為になる」と語った。

  トランプ氏は、昨年の選挙で初当選したイスラム教徒のラシダ・タリーブ、イルハン・オマル両民主党下院議員がユダヤ人とイスラエルを憎んでいると主張し、両議員と対立してきた。

  2人の女性議員を民主党の「顔」と呼ぶトランプ大統領は、イスラエルとヨルダン川西岸を訪れる予定の両議員が「プロパガンダツアー」をたくらんでいるとして、イスラエルに入国禁止を働き掛け、同国は両議員の入国をいったん拒否した。

  トランプ氏は20日、「民主党に投票するユダヤ人は、無知かひどい背信のどちらかだと思う」と述べていた。

  米国のユダヤ人は歴史的に見て圧倒的に民主党支持であり、ピュー・リサーチ・センターによれば、昨年の米中間選挙でユダヤ人の79%が民主党候補に投票した。

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