(ブルームバーグ): テクノロジーによる効率化によって米国の銀行業界の雇用は向こう10年で20万人減るだろうと、ウェルズ・ファーゴがリポートで予想した。

  米金融機関は年間1500億ドル(約16兆1800億円)をテクノロジー投資に費やしており、これはコスト削減につながり人件費は経費の半分程度になるだろうと、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのシニアアナリスト、マイク・メイヨー氏が指摘した。

  調査によると、バックオフィス、支店、コールセンターなどの従業員は約5分の1から3分の1減る一方、テクノロジー、セールス、アドバイス、コンサルティングに関連の職はそれほど影響を受けない見込みだという。

  コンサルティング会社デロイトの世界金融サービスイノベーション担当パートナーのマイケル・タン氏はウェルズ・ファーゴのリポートの中のインタビューで、「コンタクトセンターの劇的な変化になる」とし、既に利用されている「チャットボット(チャットとロボットの組み合わせ)」を挙げ一部の顧客は「AIエンジンとチャットしていることにすら気づいていない」と述べた。

©2019 Bloomberg L.P.