(ブルームバーグ): 米労働省が10日発表した9月の消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが市場予想を下回った。中古車価格が1年ぶりの大きさで下落したことが影響した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が10月末の会合で今年3回目の利下げに踏み切る論拠は強まったもようだ。

  インフレ抑制が示されたことで、米金融当局が今月29、30日のFOMC会合で追加緩和措置を決めるとの見方が強まる可能性がある。

  ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「米金融当局は総じて、インフレがこのところ上昇傾向にあると強く懸念しているわけではないだろう」と述べた。

  9月のCPIが予想を下回ったのは、中古車価格が前月比1.6%低下したことが大きい。新車価格は0.1%下げ、3カ月連続の低下。衣料品は0.4%低下と、4月以来の下げ。

  住居費は0.3%上昇。8月は0.2%上昇だった。帰属家賃が0.3%伸びた。

  エネルギー価格は1.4%低下と、過去5カ月で4回目の低下。ガソリン価格が2.4%下げた。食品は0.1%上昇と、4カ月ぶりの上昇。

  医療費は0.2%上昇と、2月以来の低い伸び。医療保険が1.4%上昇にとどまった。前月は1.9%上昇と跳ね上がっていた。

  同日発表された別の労働省統計によると、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比1.2%上昇。8月は1.4%上昇だった。名目賃金の伸び鈍化を映している。

  統計の詳細は表をご覧ください。

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