(ブルームバーグ): 中国の劉鶴副首相は19日、米国との貿易協議が前進しており、部分的な合意に向け双方が取り組んでいると述べた。

  劉副首相は江西省南昌で開催されたテクノロジー会議で、「中国と米国は多くの側面で大きく前進し、第1段階の合意に向け重要な基盤を築いた」と発言。中国は「平等と相互尊重に基づいて双方の中核的な懸案事項に対処するため米国と協力して取り組む用意がある」とあらためて強調した。

  11月にチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が何らかの合意に署名できるよう、米中両国は取り組んでいる。

  米政府が説明した「第1段階」合意は、強制的な技術移転や産業補助金など1年以上に及ぶ米中貿易戦争につながった主要な懸案に対処するものにはならない可能性がある。

  劉副首相はこの日の演説で、詳細には触れなかったが、特に中小企業のために知的財産権の保護を強化する方針をあらためて示した。

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