(ブルームバーグ): 中国当局は金融機関に不良債権の資産担保証券(ABS)組み入れを認めるプログラムにスタンダードチャータードなど22社を加える。事情に詳しい関係者が明らかにした。銀行の不良債権処理支援を強化する。

  これにより、同プログラムの対象企業は倍以上に増える。スタンダードチャータードは外国銀行として、また中国華融資産管理と中国信達資産管理、中国長城資産管理、中国東方資産管理の4社はノンバンクとして初めて同プログラムに加わる。この計画は未公表だとして関係者が匿名を条件に述べた。

  中国当局は銀行のバランスシートを健全化し、リスク対応に適した機関に不良資産を移す1つの手法として、不良債権を組み入れる証券の試験的プログラムを2016年に導入。中央国債登記結算(CCDC)によると、その後のこうした証券発行は約471億元(約7350億円)に上る。

  世界的な金融危機を受け、中国は08年にABSを禁止した。16年に商業銀行向けに不良債権の証券化を再開。当初は商業銀行6行がこのプログラムの対象だったが、17年には18社に拡大した。

  中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)にファクスでコメントを求めたが、応答はなかった。中国華融と中国信達は電子メールに回答せず、中国長城とスタンダードチャータードはコメントを控えた。中国東方の担当者からの返答は得られていない。

  

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