(ブルームバーグ): 経営再建中のジャパンディスプレイの取締役会は、投資顧問会社いちごアセットマネジメントから最大900億円の出資を受け入れることを承認した。事情を知る関係者1人が明らかにした。

  情報が非公開のため匿名で取材に応じた関係者によれば、いちごアセットは800億−900億円を出資し、4ー5割の株式を持つ。最終的な出資額は1月に決定する。いちごアセットのスコット・キャロン社長は、Jディスプの共同会長に就任する。

  複数の関係者によれば、米アップルから、白山工場(石川県白山市)の設備の一部売却や出資により約2億ドル(約220億円)を調達する計画だ。 

  Jディスプの株価は12日の取引で、一時前日比7.3%高の74円まで上昇した。

  いちごアセットからの金融支援については、12日付の朝日新聞朝刊が報じていた。Jディスプは報道を受け、いちごアセットからの資金調達についての基本合意書締結を、同日の取締役会に付議すると発表した。いちごアセットからの回答は得られていない。

  Jディスプは主要顧客のアップル向けパネルの販売不振などから業績が低迷し、1016億円(9月末)の債務超過に陥った。人員削減や白山工場の合理化で営業黒字の定着を目指している。同社の支援を巡っては、4月に枠組みが決まったものの、中国のファンドや台湾企業が離脱し、再考を迫られていた。

(Jディスプ取締役会が支援策を承認したことを追加します)

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