(ブルームバーグ): トランプ大統領は12日、米中は「大きな」通商取引での合意署名に非常に近いと、ツイッターに投稿した。発言が伝わると、米S&P500種株価指数は上昇し、日中ベースの史上最高値を更新した。通商協議は進展しており15日に予定されている対中追加関税の発動は見送られるとの期待が、投資家の間で広がった。

  トランプ氏は12日のニューヨーク株式市場の取引開始から5分後に、「中国は大きな取引を望んでいる。それは、われわれも同じだ」とツイートした。

  米国が中国との近い時期のディールを望んでいるという趣旨の大統領のコメントを、投資家は好感。トランプ氏は先週、2020年の大統領選後に署名するのも良い考えだと話しており、対照的なトーンだった。

  トランプ政権が予定を変更しない限り、対中追加関税はワシントン時間15日午前0時1分(日本時間同日午後2時1分)に発動される。スマートフォンや玩具を含む消費財など、中国からの輸入品約1600億ドル(約17兆4800億円)相当が対象となる。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、対中交渉の責任者であるライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、貿易協議が進展しているとみており、対立を一段とエスカレートさせることなく協議を続けることを望んでいる。協議を最終的にまとめる時期を、来年1月の一般教書演説前に先送りすることもあり得る。

  トランプ氏は12日にホワイトハウスで、世界の多くの国が経済的に苦しい立場にあるとした上で、「中国がそうだとは言わない。なぜなら、われわれは中国とのディールに取り組んでいるからだ」と述べた。

Trump Says U.S. Working A Deal With China (抜粋)

(詳細やトランプ氏のホワイトハウスでの発言などを追加して更新します)

©2019 Bloomberg L.P.