(ブルームバーグ): 27日の東京株式相場はTOPIXが小幅に続伸。堅調な米雇用指標と米国株最高値が買い安心感をもたらし、海運や非鉄金属といった景気敏感株、銀行など金融株が上昇。年末年始の休場を前に主力株のポジションを解消する動きが上値を抑え、日経平均株価は反落。

 

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「米国は労働市場が底堅く賃金上昇が期待されるほか、株高による資産効果もあり、消費拡大が良好な景気を支え続ける」と話した。

  株価指数は前日終値付近での動きに終始した。岩井コスモ証券投資調査部の有沢正一部長は、配当権利落ちの影響を除いても指数は横ばいとした上で、年末年始の日本株休場中に高値圏にある米国株の調整が警戒されるため、「投資家にはポジションを落として越年する動きがある」と指摘した。

  大型株の動きが鈍かった半面、TOPIXスモール指数と東証マザーズ指数はともに0.6%上昇。年末接近で機関投資家の売買がしぼむ中、個人投資家は休暇で取引時間が増えるという面があり、「直近の新規上場銘柄など新興市場の方が盛り上がっている」と松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは述べた。

東証1部33業種は海運、銀行、証券・商品先物取引、鉄鋼、非鉄金属が上昇率上位ゴム製品、鉱業、食料品は下落

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