(ブルームバーグ): 2日のニューヨーク外国為替市場で円がドルに対して上昇、一時は昨年11月以来の高値をつけた。米国債市場では10年債利回りが低下している。

  円は一時、1ドル=108円21銭と、11月4日以来の高値。ニューヨーク時間午後2時34分現在は、0.2%高の108円56銭で取引されている。日本市場が正月休みで薄商いの中、円は主要通貨全てに対して上昇。米10年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.85%と、昨年12月16日以来の低水準となった。

  2日は特段大きな手掛かり材料はなかったが、1月は円買いに適した月であることが過去のデータで示されている。グローバルな投資家は米国外で新規の投資を始めるため、年初にドル資産を売る傾向にあり、それが1月円高説の根拠となっている。

  バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)のストラテジスト、ジョン・ベリス氏は「円は逃避先として、またリスク抑制の役割を持つ資産として依然魅力的なため、興味深い通貨だ」と指摘。今年もリスク回避が必要になる時期があり、それが円上昇を促す可能性があると述べた。

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