(ブルームバーグ): イラク議会は政府に対し、米軍の国内駐留を終わらせるよう求めた。米軍によるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害を受け、イラン側は中東域内の米軍兵士や基地への報復を宣言している。

  イラクのアブドルマハディ首相は5日、ソレイマニ司令官殺害を受けて招集された臨時議会で演説。「イラクと米国の間では信頼感が揺らいでいる」とし、イラク政府の許可なしに国内で外国軍が行動を起こすことはあってはならないと述べた。

  イランでは5日、数千人もの国民がソレイマニ司令官を追悼。「米国に死を」、「イスラエルに死を」と叫びながら街頭を練り歩いた。

  アブドルマハディ首相は演説で、ソレイマニ司令官とは殺害された日の朝に会う予定だったと明かした。司令官はイランとサウジアラビアの緊張を緩和する方法を巡り、サウジからの書簡に対するイラン側の返答を携えていたという。

  イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派武装組織、ヒズボラをい率いるナスララ師は、対立は「新たな段階」に入ったとし、ソレイマニ司令官の死の代償として、域内における米軍の駐留を終わらせるべきだと述べた。

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