(ブルームバーグ): 日本政府観光局(JNTO)が17日発表した2019年の訪日外国人客数(推計値)によると、韓国からの訪日客は前年比25.9%減の558万4600人と、東日本大震災が発生した11年以来、8年ぶりに前年実績を下回った。

  韓国の輸出管理を巡り日韓関係が悪化する中、韓国国内では日本製品の不買運動が起きたほか、一部航空会社の減便や運休などが相次ぎ、8月以降は韓国からの旅行客は急激に減少していた。18年の韓国人訪日客は753万8592人で過去最高を記録し、中国に次いで訪日客全体の2割余りを占めていたが、19年は18%にシェアが縮小した。

  一方、その他の国・地域別では中国が前年比14.5%増の959万4300人と過去最多を更新。日本で開催されたラグビー・ワールドカップ(W杯)出場国の英国からの旅行客が初めて40万人を突破するなど、韓国を除く19市場で過去最多を記録した。訪日客全体では同2.2%増の3188万2100人で、7年連続の過去最高。

  昨年12月の訪日客は全体で前年同月比4%減の252万6400人と3カ月連続の減少。韓国を除く19市場が前年実績を上回ったものの、韓国からの旅行客が6割余り減り全体を押し下げた。

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