(ブルームバーグ): ソフトバンクグループが出資するインドの新興ホテルチェーン、オヨ・ホテルズアンドホームズは、中国とインドで数千人の従業員削減を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  関係者の1人によると、中国では1万2000人の従業員の5%を削減し、インドでは1万人の12%を解雇した。今後3−4カ月にインドではさらに1200人を減らす予定だという。 同社は事業再編の過程でインドと中国の過剰な人員を整理しており、これが数千人の解雇につながっていると、関係者が匿名を条件に述べた。オヨの担当者に取材を試みたがコメントは得られていない。

  ウィーワークの経営難やスラック・テクノロジーズとウーバー・テクノロジーズの株価下落など、ソフトバンクGはポートフォリオ企業のトラブルに見舞われている。ズーム・ピザやワグ・ラブズも人員を削減している。

  オヨはさらに、中国のホテルオーナーらが同社を契約違反で訴えて抗議活動を続けているという問題も抱える。拡大する混乱は、ソフトバンクGのビジョン・ファンド2号の資金集めにも悪影響を与えかねない。

  上海のコンサルティング会社、エージェンシーチャイナの調査・戦略マネジャーを務めるマイケル・ノリス氏は「オヨは現在、ソフトバンクGの最有望投資先の1社だ。オヨにとって最大市場である中国でのトラブルは、ビジョン・ファンドにとって頭痛の種であり続ける」と話した。

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