(ブルームバーグ): ドイツの2019年の経済成長率は6年ぶりの低い水準となった。昨年は製造業が低迷し、同国はリセッション(景気後退)の瀬戸際に追い込まれた。

  昨年の経済成長率は0.6%。通商摩擦や全般的な需要の冷え込みが、根本的な構造問題を抱えるドイツ経済への向かい風を強めた。

  フォルクスワーゲンなど自動車メーカーは電気自動車の販売を推進する中で重要な局面に差し掛かり、シーメンスなどに代表される製造業者は気候変動への対応を迫られている。中東での地政学的な不透明感や今も続く英国の合意なき欧州連合(EU)離脱リスクも、景況感や景気の勢いに重しになる。

  19年のドイツ経済はさえなかったが、20年の見通しも大して変わらない。エコノミストらはドイツの今年の経済成長率を0.7%と見込んでいる。

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