(ブルームバーグ): 16日の米株式相場は続伸。米中による前日の貿易合意署名に加え、小売売上高が個人消費の堅調継続を示唆したことを受けて買いが膨らみ、主要株価指数は再び最高値を更新した。米国債利回りは上昇。

  S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数がすべて最高値を更新した。テクノロジーや金融株が上昇をけん引。グーグル親会社のアルファベットの時価総額は初めて1兆ドルに達した。台湾積体電路製造(TSMC)やモルガン・スタンレーの決算が好感され、銀行や半導体株が買われた。一方、米国債は下落。2019年12月の米小売売上高が前月比で増加したことが背景。

  S&P500種は前日比0.8%高の3316.81。ダウ平均は267.42ドル(0.9%)高の29297.64ドル。ナスダック総合は1.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時43分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.81%。

  LPLファイナンシャルのシニア市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「消費者は実に好ましい状況にある」と指摘。「米中の緊張緩和を考慮に入れると、市場はかなり良好な環境にある」と述べた。

  米上院本会議は北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の実施法案を承認した。トランプ米大統領に大きな政治的勝利を与えた格好。上院議員はこの日、大統領弾劾裁判の陪審員として宣誓手続きも行った。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ほぼ2週間ぶりの大幅高となった。米中の貿易戦争が一時休戦となったほか、USMCAの実施法案が可決されたことから、経済成長に関する楽観が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は71セント(1.2%)高の1バレル=58.52ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は62セント上げて64.62ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。12月の米小売売上高など複数の統計で消費者の堅調な需要が続いていることが示唆された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は、0.2%安の1オンス=1550.50ドルで終了。

Oil Climbs the Most in Two Weeks as Trade Deals Boost Optimism

Palladium Zooms Past $2,300 as Supply Squeeze Fuels Rally

(相場を更新し、第4−5段落を追加します)

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