(ブルームバーグ): 債券相場は上昇。長期・超長期債利回りは約2週間ぶりの水準に低下した。新型ウイルスの感染拡大への警戒感から株安・円高が進み、リスク回避の買いが強まった。超長期ゾーンを中心に金利低下が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

株式相場の下げ拡大が効いて先物に買いが強まり、長期・超長期債利回りも一段と低下した新型ウイルスの影響に対する警戒感や、影響は限定的とみていても、中国株に強気だった投資家は春節休暇前に利益確定の売りを出しやすい海外勢にとって10年債は米国債対比で妙味が落ちており、マイナス金利がどんどん深くなるとは思わないただ、国内勢は外債投資が減っており、10年金利がマイナスならプラス金利の超長期債に資金が滞留する発想になりやすい

日銀オペ

残存5年超10年以下、10年超25年以下、25年超の買い入れ額はいずれも据え置き。20年物は新発171回債が対象外、170回債は対象に入る応札倍率はいずれの年限も前回に比べて低下野村証券の中島氏残存5−10年の結果は午前の水準に比べて若干強め備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

新型肺炎、WHO「緊急事態」判断保留−武漢市は出発便運航停止 日経平均株価の終値は前日比1%安の2万3795円44銭。ドル・円相場は1ドル=109円台半ばまで円高・ドル安が進行22日の米10年国債利回りは前日比1bp低い1.77%程度。この日の時間外取引は1.74%台に低下

新発国債利回り(午後3時時点)

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