(ブルームバーグ): 23日の東京株式相場は反落。中国で新型ウイルスによる死者が増加し、感染拡大への不安が高まった。為替相場が円高に振れて機械や化学など輸出株、原油市況安で石油関連が売られ、鉄鋼や非鉄金属の下げが大きかった。

 

  野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「新型ウイルスは感染拡大などの情報が小出しで続いており、いつ大きな被害が出てくるかと投資家を疑心暗鬼にさせている」と指摘。中国で移動制限も出てきたことから、「訪日中国人による春節消費をあてこんだ日本などにマイナス」と話した。

  中国・上海総合指数が一時3.1%安、香港ハンセン指数は同2.2%安と大幅に反落したため、日本株も終始売り圧力にさらされた。日経平均は一時前日比252円(1.1%)安の2万3779円まで下落。若生氏は25日移動平均線(22日時点で2万3816円)あたりが下値のめどとみて「きょうは足場を固める展開」を見込んでいた。

東証1部33業種では海運、鉄鋼、非鉄金属、空運、鉱業、石油・石炭製品が下落率上位その他金融は上昇東証1部売買代金は1兆9516億円と4日連続で活況の目安とされる2兆円を下回った

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