(ブルームバーグ): 米スプリントの2019年10−12月(第3四半期)決算では、契約者数の伸びがアナリスト予想を上回った。同社は主要な米携帯電話事業者で最も規模が小さいが、予想外の強さを示した格好となった。

月次契約者数は10−12月に49万4000人増加。一方、解約率は1.98%と、前年同期の1.85%から上昇した。アナリスト予想は契約者数が17万7000人増、解約率は1.99%だった。同社はTモバイルUSによる265億ドル(約2兆9000億円)規模の買収を巡り米裁判所の判断を待っている状況にあり、決算に関する電話会議は3四半期にわたって開いていない。

インサイト

ベライゾン・コミュニケーションズが米ウォルト・ディズニーの新しい動画配信サービス「ディズニー・プラス」を1年間無料で提供し始めて以降、新規のモバイル顧客を引き付けるのは一段と厳しくなっている。急成長しているTモバイルは米ネットフリックスとの契約を無料提供することで数百万の顧客を集めたTモバイルのスプリント買収を阻止するために13州が起こした訴訟に関して、連邦地裁判事は数週間内に判断を示す見通し。州側は携帯電話会社の競争が減り、価格上昇やイノベーションの低下につながると主張している

市場の反応

27日の米株式市場で、スプリントは一時2.7%安。過去1年間では23%値下がりしている。

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