(ブルームバーグ): 債券相場は上昇。新型肺炎の感染拡大による世界的な景気減速懸念や、この日に実施された2年債入札が順調な結果となったことを受けて買い圧力が強まった。

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

新型肺炎の影響による景気減速懸念で市場は金利が下がる方向しかみていない米国では利下げ期待も出てきており、市場は金融当局の政策対応を織り込み始めているただ、日本銀行に関しては市場がマイナス金利の深掘りを懐疑的にみており、利回り曲線のスティープ(傾斜)化志向も引っ掛かるため、日本の金利低下はゆっくりとしたペースでしか進まない

2年債入札

最低落札価格は100円49銭5厘、市場の予想中央値100円49銭を上回る投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.49倍、前回4.69倍小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1厘、前回5厘岡三証の鈴木氏2年債入札は事前に無難な結果が見込まれていたが、予想以上に強かった感ある安全資産として本来買われるべき中短期債はマイナス利回りが嫌気されて出遅れていたが、今回の入札では新型肺炎による景気減速懸念の影響がみられる格好となった備考:過去の2年債入札の結果一覧

背景

新型ウイルス、中国の死者が170人に−WHOは緊急事態宣言検討 東京株式相場は反落。日経平均株価は401円65銭安の2万2977円75銭で終了外国為替市場では円が全面高となり、ドル・円相場は一時1ドル=108円85銭までドル安・円高が進行

新発国債利回り(午後3時時点)

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