(ブルームバーグ): 債券相場は上昇。長期金利は一時2カ月ぶりの低水準を付けた。新型肺炎の感染拡大への警戒が残る中、先物や中長期ゾーンの現物債が買われた。一方、超長期債は高値警戒感から売られ、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

米国務省は自国民に中国に渡航しないよう勧告しており、人の往来がなくなると経済に大きな影響が出る。長期金利がどこまで下がるかは新型肺炎の拡散がいつ収束するか次第株価の反応は楽観的過ぎてうのみにするわけにいかない収束時期はまだ見極めが付かないが、投資家はその間も資金を運用せざるを得ないので少しずつ買っている状況

野村証券の松沢中チーフストラテジスト

20年債利回りは昨日一時0.21%と日銀が前回オペを減額した昨年11月5日の水準を下回り、利回り曲線ではすでに当時よりフラット(平たん)化しているため、利益確定売りが出やすい債券は昨日から物色の中心が超長期から先物へと変わり始めた

背景

WHO緊急事態宣言、新型ウイルスで−米国は中国への渡航回避を勧告中国全土への渡航自粛呼び掛けへ、危険レベル引き上げ−安倍首相東京株式相場は反発。日経平均株価は1%高の2万3205円18銭で終了

新発国債利回り(午後3時時点)

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