(ブルームバーグ): 極小ベアリングを製造するミネベアミツミの米田聡執行役員は5日の決算会見で、中国を中心に世界的に拡散する新型コロナウイルスの事業への影響について、「東南アジアへの代替生産を検討している」と述べた。

  米田氏によると、アジアでの生産拠点は中国以外にタイやフィリピン、カンボジアにあるという。タイではほとんどの製品を作っており、フィリピンではカメラの触覚に当たるアクチュエーターのほか、コネクターを生産している。

  また同氏は、業績面では「トータルでそれほど影響ないが、期ずれの可能性はある」との認識も示した。

  ミネベアが同日発表した2019年10−12月期(第3四半期)決算は、営業利益が231億円と市場予想の245億円を下回った。ボールベアリングなど機械加工品は、製造原価の高い在庫の出荷で一時的に悪化したが、第4四半期は回復すると予想。電子機器・ミツミ事業ではスマートフォン、ゲーム向けは予定通りの推移と説明した。一方で、新型コロナウイルスの影響を注視するともしていた。

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