(ブルームバーグ): 6日の米株式相場は4営業日続伸。新型コロナウイルスの経済的影響はまだ不透明ながらも買いが続き、主要株価指数は最高値を更新した。米国債は高安まちまち。金も高い。

  S&P500種株価指数はここ4日間の上昇率が3.7%となった。堅調な企業決算や、経済成長が腰折れする場合は行動する用意があると主要中央銀行が示唆したことが背景。とどまるところを知らない株価上昇を受けて、投資家の間で広がる高揚感に警鐘を鳴らす向きも出ている。新型ウイルスの感染拡大は続き、中国経済は事実上の封鎖状態となったままだ。米10年債は小幅に上昇した。

  S&P500種は前日比0.3%高の3345.78。ダウ工業株30種平均は88.92ドル(0.3%)上げて29379.77ドル。ナスダック総合指数は0.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.64%。

  個別銘柄では、ボーイングが3.6%高。運航停止となっている737MAXの新たなソフトウエア問題を発見し、問題解決に取り組んでいると明らかにした。ツイッターは15%急伸。昨年10−12月(第4四半期)決算で売上高が市場予想を上回った。

  ペン・ミューチュアル・アセット・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、マーク・ヘッペンストール氏は「今週の動きの大部分は、新型コロナウイルス拡大の動きが幾分か鈍りつつあるようだとの見方を背景としたリリーフラリーとして説明できる。ここに至るまでの市場の動きには、明らかに多くの不確実性が織り込まれていた」と指摘。「疑問符はまだいくつか残っている」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。新型コロナウイルスが世界のエネルギー需要に打撃を与える中、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国で構成する「OPECプラス」が一段の減産に踏み切るとの期待が広がった。OPECプラスの共同技術委員会(JTC)は日量60万バレルの減産を勧告した。一方、ロシアは時間的猶予を求め、態度を保留している。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は20セント(0.4%)高の1バレル=50.95ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は35セント安の54.93ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。新型ウイルスの感染拡大が続いた場合の景気減速に対する保険として、金が買われた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.5%高の1オンス=1570ドルで終了。

Oil Rises on Hopes Russia Will Agree to OPEC+ Production Cut

PRECIOUS: Gold Gains as Lingering Virus Fears Buoy Haven Demand

(相場を更新し、第4−5段落を追加します)

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