(ブルームバーグ): 米投資ファンドのホワイトボックス・アドバイザーズは6日、TBSホールディングス(HD)が80億円の自社株買い計画などを発表したことについて、まだ不十分だと指摘し、過剰に保有する5400億円相当の証券・現金を自社株買いに充てるべきだと主張した。ホワイトボックスはTBSHD株を1%余り保有している。

  ホワイトボックスのエクイティー部門責任者サイモン・ワックスリー氏は発表資料で、同社推計でTBSHD株が純資産価値に対し56%割安な水準で取引されていることを踏まえれば、自社株買いは「比類なき投資機会だ」と指摘。それに対し、TBSHDが余剰資金の主なターゲットとしている不動産は「低リターンのビジネスだ」とコメントした。

  ワックスリー氏はさらに、TBSHDが戦略的に不動産に注力する企業となった場合、同社がメディア企業として20%の外国人株式保有制限の対象となっていることが正当かどうか疑問を提起することになるとした。

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