(ブルームバーグ): 米ボーイングは5日、ワシントン州シアトル地域の製造ハブの閉鎖を無期限延長すると発表した。州保健当局は新型コロナウイルスの封じ込めに向け取り組んでおり、サプライヤー各社にはストレスの兆候が出ている。

  ワイドボディ機製造の大型施設が含まれるこの生産ハブは2週間の閉鎖後、7日夜に再開される予定だった。発表資料によれば、従業員の健康・安全や保健当局の勧告などを考慮したという。

  同社は先週、16万1000人の全従業員を対象に早期退職を募集。事情に詳しい関係者は当時、需要低迷を受け、ボーイングがワイドボディ機の生産削減をより詳細に検討していると述べていた。データ分析会社シリウムによると、世界の航空会社は保有機の約44%を運休しており、運航路線が減少する中、ボーイングは現金維持に努めている。

  3日の米株式市場で、ボーイング株は1%高で終了。今年に入り62%下落し、ダウ工業株30種平均の構成銘柄で最も下げている。

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