(ブルームバーグ): サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが予定より早く原油生産の削減を開始したことが、事情に詳しい同国の業界関係者の話で分かった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の合意では、5月1日に協調減産に踏み切ることになっているが、アラムコは既に4月25日終了週に削減を始めたという。

  アラムコは生産量を従来の日量約1200万バレルから、合意で取り決めた同850万バレルに引き下げるために減産を開始した。同関係者が非公開情報であることを理由に匿名で語った。OPEC加盟国の間ではクウェートとアルジェリア、ナイジェリアも予定を前倒しして減産を開始している。

  この関係者によると、アラムコは5月1日の少し前に日量850万バレルの目標水準に削減する公算が大きい。アラムコは取材に対し、直ちにコメント要請に応じることはできないと回答した。

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