(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会のデコス・スペイン銀行(中央銀行)総裁は、新型コロナウイルス感染拡大がもたらす経済危機は一時的ではあるが、当初の予想よりも長引くだろうとの見解を示した。

  デコス総裁はスペイン議会で、ECBは市場の分断を回避するための行動が必要だと主張。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は金融にかかる緊張を「大幅に」緩和したと指摘、必要に応じて拡大や延長が可能だとの考えを示した。

  同総裁は「協調した国際的な財政対応」を呼び掛け、これまでの欧州の対応は「控えめ」過ぎると述べた。

  スペインは観光への依存度や非正規労働者の比率が高く、企業規模が比較的小さいことから、新型コロナの危機による打撃を他国よりも受けやすい。

  スペイン中銀は今年の経済見通しとして3つのシナリオを想定、それぞれ6.8%、9.5%、12.4%のマイナス成長を予測し、悪い方の2つのシナリオに陥る公算がより大きいとみている。

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