(ブルームバーグ): 米IBMは全米で人員削減を実施した。具体的な人数は明らかにしなかったが、削減は広範囲に及んだもようだ。

  同社広報担当のエド・バービニ氏は21日の発表文で「競争が非常に激しい分野にあるIBMの事業には、高付加価値なスキルを絶えず拡充する柔軟性が求められる。われわれは常に現状を考慮するが、人員に関するIBMの決定は当社事業の長期的健全性のためにある」と説明。

  その上で「この経営判断が一部従業員に特有かつ困難な状況を生み出す可能性を踏まえ、IBMは対象となった米国の全従業員に2021年6月まで医療費補助を提供する」とした。

  ノースカロライナ州在勤で削減対象となった社員は、メッセージングサービス「スラック」での社内のやり取りを見る限り、人員削減は数千人規模のようだと説明。「過去の勤務評定や年齢、序列は関係なさそうで、広範囲にわたった」と匿名を条件に語った。この社員が所属する12人のチーム全員が職を失ったという。

  事情に詳しい複数の関係者によると同州の他、IBMの拠点があるペンシルベニアとカリフォルニア、ミズーリ、ニューヨークの各州の社員も対象になった。

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