(ブルームバーグ): 日産自動車が、欧州や新興国を中心に世界で2万人を超える人員削減を視野に入れていると、共同通信が22日報じた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少で経営が厳しくなっており、国内拠点の再編も検討するという。

  日産は昨年7月に世界の生産能力を10%削減し、2022年度までに1万2500人規模の人員削減することなどを柱とする再建策を公表。その後、販売が一段と落ち込んでいたところに新型コロナウイルスの感染拡大で世界各地で生産停止となるなど業績が悪化したため、一層の固定費削減などに取り組む計画を進めていた。

  百瀬梓氏は電話での取材に、「憶測報道についてはコメントできない」と述べた。

  日産はまた4月28日に前期(2020年3月期)の業績が従来予想より悪化するもようだと発表。通期の営業利益は従来予想値から1200億−1300億円程度、純利益は同1500億−1600億円程度それぞれ悪化する見通しで赤字転落の可能性が高いとしていた。日産は今月28日に前期の決算と新しい中期経営計画を発表する予定。

(日産のコメントや背景情報などを追加して更新します)

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