(ブルームバーグ): 米ソフトウエアメーカー、アドビの3−5月(第2四半期)決算では、クリエイティブ分野および文書ソフトを手掛けるデジタルメディア部門の業績が市場予想を上回った。

  11日の発表文によると、デジタルメディア部門の年間経常収益(ARR)は当四半期末時点で91億7000万ドル(約9800億円)。ブルームバーグの集計データによると、アナリスト予想平均は90億3000万ドルだった。

  アドビは6−8月(第3四半期)売上高が31億5000万ドルになるとの見通しを示した。「アドバタイジング・クラウド」製品の低調な需要を背景に、アナリスト予想平均の32億7000万ドルには届かなかった。昨年12月に発表した通期見通しは撤回した。

  同社は3月、新型コロナウイルスの感染拡大でビジネスに先行き不透明感が生じ、企業のマーケティング費用が削られたとし、それが同社の製品需要を押し下げると説明していた。3−5月期の売上高が14%増の31億3000万ドルに達したことで、同社事業への打撃が懸念されたほどではなかったことが示された。アナリスト予想は31億6000万ドルだった。

  3−5月の調整後1株利益は2.45ドル。アナリスト予想平均は2.34ドルだった。同社が示した6−8月利益見通しは2.40ドルと、市場予想を5セント下回った。

  アドビの株価は時間外取引で一時、約2.5%上昇した。

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