(ブルームバーグ): 米オラクルが16日発表した3−5月(第4四半期)決算では、売上高がアナリスト予想を下回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)とリセッション(景気後退)で企業の情報技術(IT)支出の削減に拍車が掛かったことを示唆した。

  発表資料によると、3−5月期売上高は前年同期比約6.3%減の104億ドル(約1兆1160億円)。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は107億ドルだった。株価は決算発表後の時間外取引で一時4%程度下落した。

  サフラ・カッツ最高経営責任者(CEO)とラリー・エリソン会長はソフトウエアメーカー世界2位のオラクルの新たな成長を目指しているが、既存のデータベース顧客をクラウドベースのサービスに切り替えてアマゾン・ドット・コムやマイクロソフトとの競争をうまく進めることに依然として苦戦している。ただ、 ビデオ会議アプリのズーム・ビデオ・コミュニケーションズが旺盛な需要による自社ネットワークへの負担に対応するため、オラクルのクラウドサービスをアマゾンのサービスと共に使用し始めたことはオラクルの重要な得点となった。

  3−5月期のクラウドライセンスおよびオンプレミス・ライセンスの売上高は22%減少し、19億6000万ドルで、新規ソフトウエア契約の減少を示唆した。クラウドサービスとライセンスサポートの売上高は1%増加し、68億5000万ドル。一部の項目を除いた1株利益は1.20ドルで、アナリスト予想平均の1.15ドルを上回った。

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