(ブルームバーグ): 中国の金融監督当局が今年の利益の伸びを10%未満に抑えるよう各銀行に求めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。約40年ぶりの低成長にとどまる見通しの経済を下支えする。

  非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は利益を犠牲にして低めの金利で貸し出しを増やし、貸倒引当金を積み増し、不良債権をより積極的に認識するよう促す方針だ。銀保監会の一部支局はそれぞれの管轄内で銀行と意思疎通を始めたと、関係者のうち2人が述べた。

  当局の要求は新型コロナウイルス感染拡大からの早期景気回復を巡る懸念を浮き彫りにしている。今回の指導は一部の中規模銀行や都市商業銀行に最も痛みが及ぶだろうと関係者は話した。1−3月(第1四半期)の銀行業界の増益率は5%だった。

  銀保監会にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

©2020 Bloomberg L.P.