(ブルームバーグ): シンガポールの大手通信事業者は第5世代(5G)移動通信のネットワーク設備を提供する主要メーカーとして、スウェーデンのエリクソンとフィンランドのノキアを選んだ。中国の華為技術(ファーウェイ)は一部の契約獲得にとどまった。

  シンガポール・テレコム(シングテル)はエリクソン、 スターハブとM1から成る陣営はノキアを主要な5G設備メーカーとして選択。米政府の禁輸措置の対象であるファーウェイは、TPGテレコムにローカルネットワークシステムを提供する。

  シンガポール情報通信メディア開発庁(IMDA)は24日、優先周波数帯や契約ベンダーの選択を含む規制プロセスを経て、シングテルおよびスターハブ・M1陣営に5Gネットワークの展開を最終的に認可したと発表。IMDAによると、TPGのローカル5Gネットワーク向けにミリ波帯域の残りの周波数帯が割り当てられる。

  イスワラン情報通信相は25日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「いかなるベンダーも決して明確に排除しなかった」と述べ、シンガポールには非常にはっきりしたセキュリティーとレジリアンス(耐性)の要件があると説明した。

  米中両国と政治・経済的結び付きの強いシンガポールは、通信事業者にサプライヤーを決めさせる方針を昨年示唆。リー・シェンロン首相はブルームーバーグとの今年1月のインタビューで、ファーウェイを禁止しておらず、運用上の要件に基づき評価すると発言していた。

  シンガポールは2022年末までに全国の少なくとも半分を5Gのサービスエリアとし、25年までに全国的なカバーすることを目指している。

©2020 Bloomberg L.P.