(ブルームバーグ): 29日の米株式市場の時間外取引で半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーとザイリンクスが急伸。両社とも力強い売り上げ見通しを示し、世界経済の一部が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によるロックダウン(都市封鎖)から抜け出す中で、需要が回復しつつあることを示唆した。

  半導体メモリー製造で米最大手のマイクロンが示した6−8月(第4四半期)の売上高見通しは57億5000万−62億5000万ドル(約6200億−6700億円)。アナリスト予想平均は55億ドルだった。

  在宅勤務が増える中でサーバーに使われるマイクロン製品の需要は増えている。同社は今年5月、オンライン活動急増にデータセンターが対応できるようクラウド業者がメモリー半導体の発注を増やしているとして、3−5月(第3四半期)の売上高見通しを上方修正。その一方で、全体的な需要はなお年初時点より弱く、年後半に経済が悪化する恐れがあるとも指摘していた。

  29日に発表された3−5月期決算では純利益が8億300万ドル(1株当たり71セント)と、前年同期の8億4000万ドル(同74セント)から減少。売上高は54億3000万ドルで前年同期を上回った。アナリスト予想は1株利益65セント、売上高53億ドルだった。

  発表を受け、マイクロンの株価は時間外取引で一時6%余り上昇。通常取引終値は1.4%高の49.15ドルで、年初から約9%下げていた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は同じ期間に5%上昇している。

  ザイリンクスは4−6月(第1四半期)の売上高が7億2000万ー7億3400万ドルになるとの暫定値を発表。従来見通しを上回る数字だった。同社の業績改善もオンライン活動増加を支える部品の需要を反映している。また、第5世代(5G)無線通信網を構築するための投資からも恩恵を受けている。同社株は時間外取引で一時7%余り上昇した。

(ザイリンクスの暫定売上高などを追加して更新します)

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