(ブルームバーグ): 7日の米株式相場は反落。世界経済回復への道のりはまだ長いとの見方が強まる中、航空やホテルといった業種を中心に売られた。米国債は上昇。

  S&P500種株価指数は6営業日ぶりに反落。値上がり1銘柄に対し約6銘柄が下落した。ナスダック総合指数はザラ場の最高値をつけていたが、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトが下げる中で失速し、終盤で下げに転じた。

  S&P500種は前日比1.1%安の3145.32。ダウ工業株30種平均は396.85ドル(1.5%)安の25890.18ドル。ナスダック総合は0.9%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.64%。

  世界経済が不況の最悪期を過ぎた可能性が各指標からは示されているが、新型コロナウイルス危機前の水準への回復には程遠い。アトランタ連銀のボスティック総裁はパネル討論会で、新型コロナ再拡大が米経済の信頼感を損ね、景気回復のペースを遅らせる恐れがあると語った。

  ブリン・モー・トラストの最高投資責任者ジェフ・ミルズ氏は、5営業日連騰となっていた株式相場に「上げ一服感が多少出たのは驚くにあたらない」と指摘した。

  外国為替市場ではドルが上昇。世界経済の回復ペースに対する懸念で米国株が下げ、金が2011年以来の高値に上昇した。ポンドは英国の欧州連合(EU)離脱交渉に対する楽観から、ドルに対し3週間ぶりの高値を付けた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。6営業日ぶりの上昇となった。ドルは対円で0.2%高の1ドル=107円52銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1274ドル。ポンドは0.4%高の1ポンド=1.2542ドル。

  ニューヨーク原油先物相場はほぼ変わらず。新型コロナの感染拡大が続き、ガソリン需要の回復が腰折れするとの懸念が上値を抑えた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は1セント(0.1%未満)安の1バレル=40.62ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2セント安の43.08ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続伸。ドルが伸び悩んだことに加え、経済の先行きへの懸念が根強いことから逃避需要が膨らみ、上げに転じた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.9%高の1オンス=1809.90ドルで終了した。スポット価格は一時、2011年以来の高値を付けた。

Treasuries Bull Flatten, Extend Gain in Late Trade as Stocks Dip(抜粋)

Dollar Rises Amid Growth Concerns; Pound Advances: Inside G-10(抜粋)

Oil Rally Stalls With Virus Looming Over the U.S. Demand Outlook(抜粋)

PRECIOUS: Gold Touches Eight-Year High With Economy Angst Rising(抜粋)

(第4段落以降に市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)

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