(ブルームバーグ): 安川電機は10日、6−8月期の連結営業利益が45億円となる見通しだと発表した。会計基準を変更しており、単純比較はできないが、前年同期実績との比較では15%減となる。新型コロナウイルスの感染拡大や米中貿易摩擦の再燃が影響する。

  発表によると、想定為替レートはドルが107円、ユーロは118円。中間配当は12円(前期の中間配当の実績は26円)を予定する。先行き不透明感から、今期(2021年2月期)の業績予想や設備投資・研究開発費の公表は見送った。

  3−5月期の営業利益は前年同期比22%減の62億円だった。ロボット事業が自動車関連の設備投資抑制や工場稼動停止の影響を受け、87%減の3億円に落ち込んだ。ただ、受注全体は前四半期比で中国向けが57%増、欧州向けも10%増とプラスに転じた。

  同社は工場設備向けACサーボモーターや産業用ロボットが主力で、自動車や半導体、スマートフォンなどの製造業を顧客とする。決算発表が主な企業より1カ月早いため、関連業界の業績の先行指標と位置付けられている。

  日本工作機械工業会が9日に発表した6月の受注額は前年同月比32%減の672億円で、21カ月連続で前年実績を下回った。

(第2段落の決算期を訂正します)

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