(ブルームバーグ): ボーイングは6月、運航停止中のボーイング737MAXで60機の注文取り消しを受けた。新型コロナウイルスの打撃を受けている航空会社などの発注キャンセルで、同社の受注残は一段と縮小している。

  同社ウェブサイトによると、6月の発注取り消しにはすでに発表済みの47機も含む。格安航空ノルウェー・エアシャトルによる購入契約の残り分97機のキャンセルについては、取引が正式に終了していないため含んでいない。同機の受注取り消しは今年に入って計373機となった。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)によると、生産中断で納入が少なくとも1年延期された737MAXは累計で約2480機に上る。

  同行アナリストのロン・エプスタイン氏は先週のリポートで、「同機に飛行許可が下りても需要の見通しは不透明だ」と指摘。「民間航空宇宙需要が戻る時、航空会社などはMAXへの注文を選ぶ前に、傷んでいないプログラムを選ぶだろう」とし、競合するエアバスのA320neoに比べてMAXは「戦略的に不利」だと語った。

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