(ブルームバーグ): 米民主党全国党大会3日目の19日、カマラ・ハリス上院議員が2020年大統領選の同党副大統領候補の正式指名を受諾した。民主党による政権奪還と米国の方向転換を訴えた。

  ハリス氏は指名受諾演説で、「トランプ大統領のリーダーシップの欠如が命と生活を犠牲にした」と指摘。「米国は嘆いている。人命や仕事、機会、常態、そして確実性が失われたことに嘆き悲しんでいる」と述べ、「これまでとは異なるより良い状況をもたらし、重要な仕事をする大統領を選ばねばならない。われわれが選出しなければならないのはジョー・バイデン氏だ」と呼び掛けた。

  初の黒人女性副大統領候補となったハリス氏は、「人種差別主義にワクチンは存在せず、われわれは法の下の平等という約束を実現する仕事をしなければならない。全ての国民を一つにまとめる大統領を米国は必要としている」とも述べ、民主党の大統領候補に指名されたバイデン前副大統領の下での結束を訴えた。

  ハリス氏に先立ち、オバマ前大統領もフィラデルフィアから演説し、トランプ大統領が「共通の立場を見いだすことや、大統領の偉大な権限を自身と友人以外の人々に行使することに関心を示していない」のに加え、大統領職をリアリティーショーと決然と区別して扱うことに興味を持たなかったと批判。「トランプ氏は大統領職にふさわしい人物に成長していない」と述べ、「この国を苦境から脱出させ、より良いものに取り戻すジョーとカマラの能力を信じるよう、私は今晩あなた方にお願いする」と語った。

  ハリス氏は公民権運動が広がった1960年代に移民の両親の下に生まれた。ジャマイカ出身の父とインド出身の母を持つハリス氏は、カリフォルニア州司法長官を経て2016年に上院議員に当選。バイデン陣営は初の黒人女性副大統領候補となるハリス氏の起用により、アフリカ系米国人や若者有権者、女性の票獲得を確実にしたい考えだ。

  また、16年大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン元国務長官やペロシ下院議長、バイデン氏の副大統領候補最終選考リストに名を連ねたリベラル派のエリザベス・ウォーレン上院議員も演説した。

*HARRIS: THERE IS NO VACCINE FOR RACISM, WE HAVE TO DO THE WORK、*HARRIS SAYS U.S. NEEDS PRESIDENT THAT WILL BRING ALL TOGETHER 、Democratic Convention speaker Democratic vice presidential candidate Sen. Kamala Harris (D-Calif.), sked(抜粋)

(ハリス氏の指名受諾演説などを追加して更新します)

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