(ブルームバーグ): 債券相場は中期債中心に上昇。この日行われた2年債入札が順調だったことを受けて買いが優勢だった。中国のミサイル発射など米中間の緊張の高まりでリスク回避姿勢が強まったことや、米長期金利が時間外取引で低下したことも支援材料になった。

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

2年債入札は事前の調整によって買いやすい水準となり順調だった2年債など短いゾーンはこれを好感して買われた長いゾーンは中国のミサイル発射などリスクオフが支援材料になった

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

前場は中国のミサイル発射など米中間の緊張の高まりで先物が買い戻された10年債利回りが0.04%の支持線に近づいた後しっかり推移しているので、先物も買い戻されやすい午後に入り米長期金利の低下も止まり、リスクオフ一服で先物も上げ幅を縮小した

2年債入札

最低落札価格は100円43銭と、市場予想中央値の100円42銭を上回る応札倍率は4.66倍と前回の4.56倍から上昇小さいほど好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3厘と2月以来の小ささ三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト日米の金融緩和継続観測や、2年債利回りがこのところ上昇して値ごろ感が出ていたことも奏功し、入札は順調だった入札順調で10年周辺までの国債にとって好材料備考:日本債券:2年利付国債の過去の入札結果(表)

背景

26日の米市場で米10年物国債利回りは前日比横ばいの0.69%程度で終了。この日の時間外取引では0.67%台まで低下南シナ海緊迫、中国がミサイル発射−米は人工島関連企業に制裁

新発国債利回り(午後3時時点)

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