(ブルームバーグ): 米民主党の副大統領候補カマラ・ハリス上院議員は27日、トランプ大統領の新型コロナウイルス対応を批判するとともに、今週の共和党全国大会で同党がウイルスが封じ込められたと説明したことに反論した。

  ワシントンで20分にわたって演説したハリス氏は、トランプ大統領のリーダーシップを強く非難。ウイルスに関する警鐘を無視し、米国民の健康よりも株式市場を優先したと批判した。

  ハリス氏は「共和党大会は1つの目的のために用意された。それはドナルド・トランプ氏のエゴをなだめることだ」と発言。「だが、党大会は本来、彼を取り上げるものではなく、米国民の健康と安全、幸せについて議論されるものだ。その観点では、トランプ氏は失敗した」と述べた。

  新型コロナ対策についてトランプ氏には依然プランがないが、民主党大統領候補のバイデン前副大統領は3月に最初のプランを打ち出したとハリス氏は強調した。

  ウィスコンシン州ケノーシャで白人警察官に背後から7回銃撃された黒人男性ジェイコブ・ブレークさんの事件にもハリス氏は言及。自身とバイデン氏が26日にブレークさんの家族と話したと述べ、「米国の黒人の命が完全に人間として扱われたことは一度もない」として、バイデン政権発足後に構造的な人種差別を根絶すると約束した。

  また、ケノーシャでの抗議行動を支持する考えも示した上で、ここ数日に発生した暴動と平和的な抗議活動を混同してはならないとの見解も示した。

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