(ブルームバーグ): キリンホールディングス(HD)は、オーストラリアの飲料部門の売却に向けた取り組みを再開した。事情に詳しい関係者が明らかにした。同部門の全株式は中国の蒙牛乳業の子会社への売却でいったん合意していたが、豪州当局から承認が得られない見通しで譲渡契約を解除していた。

  非公開情報だとして匿名を条件に述べた関係者によると、キリンは同社グループのライオンの飲料事業にこれまで関心を示した複数の候補との交渉を再開した。牛乳やヨーグルト、果汁飲料を含む豪州飲料部門の一部買収の可能性を買い手候補は探る可能性があるという。

  アサヒグループホールディングスや豪ベガ・チーズ、パシフィック・エクイティ・パートナーズがこれまで関心を示したと、ブルームバーグ・ニュースや豪州の現地メディアはこれまで報じている。協議は継続中で、キリンと買い手候補が合意しない可能性もあると関係者は述べた。

  キリンの担当者はブルームバーグ・ニュースからの問い合わせに対し、同社は売却や事業継続を含め、最適な選択肢を検討していると返答。アサヒ、ベガ、パシフィック・エクイティ・パートナーズの担当者はそれぞれコメントを控えた。

(第3段落以降を追加して更新します)

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