(ブルームバーグ): プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社がレバレッジドローン市場に殺到している。配当資金確保を目的に積極的なディールを進めている。

  ブルームバーグの集計データによると、5件のディールが株主配当向けに進行中。これらは今週の案件の半分を占め、週間ベースでは2017年以来の規模。PEなどのスポンサーがディールを進める中、レバレッジドローン市場では新規の供給が少なく、レバレッジドローン・ファンドからは資金流出が続いているものの、流通市場のローン価格は上昇している。

  PE会社が債務負担を増やしている投資先企業の多くは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でも回復力のある加工食品やブロードバンドといった業種だ。金融機関が健全な投資先を求めていることが背景にある。

  S&Pグローバル・レーティングによれば、スナック菓子メーカー、シアラーズ・フーズは新規ローンにより、債務が利益指標の7倍強に増える。 TPGが所有するケーブル事業者RCNグランド・ウェーブは、11億9000万ドル(約1264億円)のタームローンと22億5000万ドルの債券発行により、レバレッジが同様の水準に上昇する見通し。

©2020 Bloomberg L.P.