(ブルームバーグ): 米ボーイングの737MAXの設計を監督した上級エンジニアは米議会の調査官に対し、2件の墜落事故の後に不備が特定された設計上の主要決定について認識していなかったと説明した。

  737MAXの開発でエンジニアリング作業を監督するバイスプレジデントを務めていたキース・レバークーン氏とマイケル・ティール氏は下院運輸経済基盤委員会で、現在運航停止となっている同機の設計上の判断を行ったのは下級の従業員だと述べた。

  ブルームバーグ・ニュースが入手した5月の聞き取り調査記録によると、ティール氏はMAXの安全機能の設計に関する判断について「私よりかなりに低いレベルの技術リーダーなら詳しく検討していただろう」と述べた。

  失速防止システム(MCAS)として知られるこの機能はインドネシア沖で2018年10月に起きた墜落事故の主な理由として言及されており、19年3月にエチオピアで起きた2回目の事故に関する暫定報告書でも同システムが作動して急降下と墜落につながったことが示唆されている。

  下院運輸経済基盤委は近く、報告書を公表する見通し。

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