(ブルームバーグ): 中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が手掛ける動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の中国版「抖音(ドウイン)」の1日当たりアクティブユーザーが8月に6億人を超えた。年初時点の4億人から利用者を大きく伸ばした。

  バイトダンス中国の張楠最高経営責任者(CEO)は15日開かれた抖音のクリエーター会議で、同サービスがこの1年で2200万人超のクリエーターに417億元(約6500億円)の収入をもたらしたと説明。今後1年でこれを倍増するため15億ドル(約1580億円)を投じる考えを示した。

  バイトダンスが海外で展開するティックトックはインドで禁じられ、米国では存続の脅威にさらされ、米当局の懸念を和らげるためオラクルと提携交渉を進めている。このため、バイトダンスにとって既に成長の原動力となっている抖音の重要度はさらに増している。

  2016年にスタートした抖音はバイトダンスの強力なアルゴリズムを支えとし、テンセント・ホールディングス(騰訊)が出資する「快手」など従来のライバルを抜いて短編動画共有で中国最大のプラットフォームに成長。抖音とバイトダンスにとって広告が引き続き主な収入源だが、ここ数年は利用者が抖音でより長い時間、より多くのお金を使えるようにライブ配信や電子商取引などの新たなサービスを導入している。

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