(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)は今週の金融政策委員会(MPC)で、さらなる金融緩和に向けた下地を作ると見込まれる。コロナ禍からの景気回復に対する楽観的見方がしぼんでいる。

  エコノミストや投資家は直ちに措置が講じられるとは見込んでいないが、英中銀の債券購入プログラムが年末までに再び拡大するとの見方が多い。ロンドン時間17日正午(日本時間同日午後8時)に発表される金融政策決定はこうした見方を裏付ける可能性が高い。

  英中銀での勤務経験があるTDセキュリティーズのエコノミスト、ジェームズ・ロシター氏は「英中銀の仕事は終わっていない」とし、「追加の量的緩和が必要で、今回の会合はそうした方向に物事をシフトさせる機会を若干提供するものだ。雇用面で大きな崖が迫っている」と語った。

  エコノミストらによると、7450億ポンド(約101兆円)の債券購入プログラムは11月に500億ポンド拡大する見通し。これは最新の経済見通しが公表され、欧州連合(EU)離脱の移行期間終了をわずか数週間後に控えるタイミングとなる。

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