(ブルームバーグ): 自動車メーカーは8月にコロナ禍からの回復過程で大きな障害にぶつかったもようだ。8月の欧州自動車販売は驚くほど低調で、業界にとって予想以上に悪い1年になる可能性が示唆された。

  欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した8月の新車登録台数は前年同月比18%減少した。前月まで3カ月連続で減少幅が縮小し、7月は3.7%減にとどまっていた。

  8月の減少幅はブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、マイケル・ディーン氏が欧州上位5カ国の発表データに基づき予測していた15%減よりも大幅となった。

  ディーン氏は16日のリポートで、数カ月にわたるロックダウン(都市封鎖)で積み上がった需要への期待を考えれば、この減少は驚きだと指摘。「2020年通期の販売は20%以上の減少となるペースだ。7月の需要持ち直しが補助金に支えられた短期的回復にすぎないことを8月の後退が示唆するのであれば、落ち込みはさらに悪化するかもしれない」と予想した。

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