(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台後半。米国の追加経済対策に関する民主党と政権の交渉が長引く中、午前の取引後半からドル買い・円売りがやや優勢となっている。

市場関係者の見方

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター:

相場全体は米追加経済対策を巡る進ちょくがうまくいっていないということもあって、少しリスクオフの動ききょうはこのまま米追加経済対策の動向を巡り様子見ムードが強まりそう。米雇用統計もあるが、ちょっと焦点から外れてしまっている感は否めないドル・円はリスクオンオフではイーブンだが、米金利上昇の分だけ上がりやすい。米10年金利との相関で106円50銭がフェアバリューとみているが、この水準までの上昇はあり得る

三菱UFJ銀行の丸山元気上席調査役(ニューヨーク在勤)

米追加経済対策については、下院は休会前に法案を通すものの、上院で否決される公算が高い。大統領選まで大規模対策が打てない可能性来週はパウエル議長をはじめ米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演が予定されている。要求していた財政対策がないことで、ハト派にならざるを得ない面もある。また、そういう期待も高まりそう

背景

米下院は1日、民主党が単独で提案した2兆2000億ドル(約230兆円)規模の経済対策案を賛成多数で可決。経済対策案を巡る民主党と政権の協議はこの日も複数回行われたが、合意には至らず日経平均は前営業日比34円高で午前の取引を終えた

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