(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)の新たな理事に、オランダ中銀のフランク・エルダーソン氏が選ばれる見通しとなった。同国出身者がECB理事に就任すれば、17年ぶりとなる。

  ユーロ圏財務相は5日、バーチャル形式で開いた会合で、メルシュECB理事の任期満了で12月に空席となるポストについて協議。エルダーソン氏は同じく候補に挙がっていたヤズベツ元スロベニア中銀総裁を上回る支持を集めた。

  これでエルダーソン氏は唯一の候補となり、ラガルド総裁の指名と欧州議会の承認を得て就任する公算が大きくなった。メルシュ氏がECB銀行監督委員会の副委員長を務めているため、新理事はこの役職を兼務する可能性もあるが、エルダーソン氏はオランダ中銀の代表として同委員会にすでに加わっている。

  同氏はまた、気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク(NGFS)の議長でもあり、ラガルド総裁が力を入れる地球温暖化問題への取り組みに専門的な知見をもたらすことも期待される。

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