(ブルームバーグ): 1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。

ロシアで1日当たりの新型コロナウイルス感染者が過去最多を更新、ドイツでは2日連続で新規感染が4000人を超えるなど、欧州での感染拡大が深刻化し、欧州各国の首脳は対策を強化している。

  ロシアが9日発表した過去1日間の新規感染者数は1万2126人と1日当たりの記録を塗り替えた。これまでは5月11日の1万1656人が最多だった。

  ドイツの9日朝までの24時間の感染者数は4804人と、4月10日以来の高水準となったことが米ジョンズ・ホプキンス大学のデータで分かった。

  同大の集計データによると、世界の累計感染者数は3650万人を突破し、死者数は106万人を上回った。

  中国は世界保健機関(WHO)が主導し、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に共同出資・購入する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」に加わった。中国外務省が9日発表した。

中国、新型コロナワクチンの国際的枠組み「コバックス」に参加

  ホワイトハウスの執務室に復帰したトランプ米大統領について、主治医ショーン・コンリー氏は8日、大統領が10日までに公的活動に無事復帰できるとの見通しを明らかにした。

  大統領自身は8日夜のFOXニュースとのインタビューで、10日夜にフロリダ州、11日夜にはペンシルベニア州で集会を開催することを目指していると語った。9日に恐らくコロナ検査を受けるだろうとも発言した。

トランプ氏、10日までに公的活動に復帰可能−主治医が見通し

トランプ米大統領、週末の集会開催目指す−FOXニュースに語る

  トランプ大統領の選挙陣営は、主治医が大統領は10日までに公的活動に復帰できるとの見通しを示した以上、大統領候補討論会委員会が第2回テレビ討論会をバーチャル形式に変更する「医学的根拠」は存在しないと主張した。

トランプ陣営、第2回討論会の対面開催要求−変更に医学的根拠ない

  トランプ氏はまた、米イーライリリーが開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID19)抗体療法が食品医薬品局(FDA)に承認されるとの見通しを示した。

  新型コロナウイルスの流行初期に米国で屈指の感染ホットスポットとなっていたニューヨーク、ニュージャージー両州で、新規感染者数がそれぞれ5月以来の高水準に達した。ニューヨーク州の新規感染者数は1836人、コロナ検査の陽性率は1.01%(20のホットスポット除く)。ニュージャージーは新規感染1301人、陽性率3.69%を記録した。

  ニューヨーク市は追加で61の公立校を閉鎖すると、デブラシオ市長が明らかにした。これで計169校が閉鎖となった。

  欧州ではCOVID19ワクチン候補の2つについて迅速審査が進んでいるが、年内に用意が整う「公算は小さい」だろうと、欧州医薬品庁(EMA)のトップが語った。

新型コロナワクチン、欧州で年内に用意整う「公算小さい」−EMA

  オーストリアやオランダ、ポルトガルなど、新規感染者が過去最多となる国が欧州で相次いだ。マドリードの裁判所は、同市で感染拡大抑制策を強化するスペイン政府の計画に差し止めを命じた。

  フランスは複数の都市を活動制限の対象に追加した。同国が8日報告した新規感染者数は1万8129人(前日は過去最多の1万8746人)。新規感染者数の7日移動平均は1万3448人と、これまでで最多となった。

(ロシアとドイツのデータを追加して更新します)

©2020 Bloomberg L.P.