(ブルームバーグ): 中国の不動産開発会社、中国恒大集団への投融資を一部の大口債権者が減らしており、同社の財務力に対する懸念があらためて浮き彫りとなっている。債務負担に苦しむ中国恒大は最近、資金不足を回避する取り決めを投資家と結んだばかりだ。

  最大の債権者である中国民生銀行は支店に対し、中国恒大への新規の無担保融資を提供せず、債券市場経由を含め全体のファイナンスを減らすよう指示した。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に明らかにした。

  関係者の1人によると、民生銀の一部短期融資で十分な担保がなかったことから、当局は同行に対し中国恒大のリスク管理改善を求めた。  

  中国恒大が2週間前、約130億ドル(約1兆3700億円)相当の返済を回避することで複数の投資家と合意した後、中国農業銀行や浙商銀行、中国工商銀行の少なくとも3行の大口債権者も民生銀と同じような方針を取っているという。

中国恒大、危機回避に向け一部投資家と合意−株・社債値上がり

  民生銀と農業銀、浙商銀、工商銀の担当者は現時点でコメントできないと回答。中国恒大にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

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